【垣花樋川】名水100選にも選ばれた沖縄南部の人気パワースポット!

<もくじ>
1. 垣花樋川は環境省から名水100選にも選ばれた隠れ里
2. 垣花樋川の女川、男川、馬浴川って一体何?
→男川の奥にある拝所
3. 垣花樋川のベンチからは沖縄南部の美しい海が!
4. パワースポット垣花樋川への2つの行き方
→上から垣花樋川へアクセスをする方法
→横から垣花樋川へアクセスをする方法
5. 沖縄南部の秘境パワースポット垣花樋川!
みなさんは沖縄と言えばどのような風景を思い浮かべますか?
多くの方が青い海を思い浮かべるのではないでしょうか。
実は沖縄の南部には美しい湧き水があり、日本の名水100選にも選ばれています。
それが今回この記事で取り上げる垣花樋川です。
まだまだ観光化されていない穴場で、地元の方々が散策したり、水遊びをしたりする場所として人気です。
1. 垣花樋川は環境省から名水100選にも選ばれた隠れ里
垣花樋川があるのは沖縄南部、東海岸側にある南城市です。
那覇空港からだと車で40分ほどでアクセスが可能のこの市は、自然が非常に豊かなことで知られています。
また、地図で見るとよく分かりますが、市の形がハートであることでも注目を集めています。
垣花樋川は「かきのはなひーじゃー」と発音をします。
丘陵の斜面にあり、美しい水がこんこんと湧き出ているスポットで、自然豊かな南城市の中でも特に昔ながらの原風景が見られる場所です。
この豊かな湧き水は以前は主に水田でお米を栽培するために使用をされており、今でも周辺には水田が多く見られます。
現在は飲料水や生活用水として使用をされています。
現地に行くとまず注目してもらいたいのがその水の透明度です。
写真を撮る時は、角度によっては水が透明すぎてまるで水がないかのような写真が撮れてしまったほど!
それもそのはず、実は日本の名水100選にも選ばれているんです。
そして意外にも沖縄の名水100選はここだけ!
さらにさらに、環境省によって名水100選が選ばれたのは昭和60年ですが、垣花樋川はなんと初めの31か所の時点ですでに選ばれていました。
それぐらい水が綺麗という証明ですね。
また、地元の方を中心に水を入れる容器を持参している人を良く見かけるように、この湧き水は飲むことができます。
現在でも年に2回、公式の水質チェックを受けており、データも公表されています。
飲んでみるとまず驚いたのはその冷たさです。
湧き水特融の芯から冷えているキーンとした感じが印象的で す。
それを沖縄の暑い気候の中で飲むのですから、さらに爽快感が増すといった感じです。
そしてしばらく口の中で転がしていると感じられるのが甘さ!
湧き水に含まれている成分によるものか、心地よい甘さがふわっと感じられました。
2. 垣花樋川の女川、男川、馬浴川って一体何?
次に現地の構造をご紹介していきましょう。
斜面に沿って湧き水が流れているのですが、湧き水は途中から2か所に分かれています。
向かって右側からは上の写真のような構造になっており、男川(いきがんがー)と呼ばれています。
男川のアップ写真も載せておきます。
そしてこちらが向かって左側にある女川(いぐなんがー)です。
名前に男と女と入っていることからも想像がつくように、それぞれ男性専用、女性専用となってとなっていました。
そして女川は女性が沐浴をした場所とされているのですが、面白いことに下からは見えないようになっているんです。
みなさんも現地に行ったら本当に見えないかどうか確かめてみてください!
そして、男川と女川が合流して流れ落ちる場所を馬浴川(うまみしがー)と言います。
これも漢字から想像が付きますが、馬が水を飲んだり、体を洗ってもらったりした場所です。
この馬浴川は、地元の子供たちに大人気の水遊びスポットになっているようで、元気に遊ぶ姿が見られました。
パワースポットで水遊びなんて羨ましいですね。
水深も15センチほどと浅いので安心して遊ばせることができそうです。。
男川の奥にある拝所
パワーを感じられるスポットとしても知られている垣花樋川。
それには様々な理由がありますが、周辺には数多くの拝所があることもその理由の一つです。
ぜひ男川の奥を覗いてみてください。
そこにも小さな拝所があります。
この周辺は、琉球王朝にも関係が深いとされている場所ですので所々に拝所があり、散策をしていると非常に神聖な気持ちになりました。
3. 垣花樋川のベンチからは沖縄南部の美しい海が!
現地では地元の方を中心にした定期的な清掃活動もあり、どこもきれいに手入れが行き届いています。
ぜひ斜面の一番上、男川のところまで上ってみてください。
そこからの眺めはまさに息をのむほどの絶景です!
手前には美しいグリーンが、そして遠くには青い海があり、久高島が見えます。
この島は、琉球を作り上げたとされている神様であるアマミキヨが一番初めに降り立ったと言い伝えられている島で、島全体がパワースポットとされています。
そして久高島が見えるこの垣花樋川までもそのパワーが届いてると信じられています。
ベンチもあり、思わず長い時間過ごしてしまった場所でした。
4. パワースポット垣花樋川への2つの行き方
最後にご紹介するのはアクセス方法です。
実はこちらのスポットがまだ秘境と言われているのはアクセスの難しさも関係しています。
方法としては2つあり、上から坂を下っていく方法と、横からアクセスする方法があります。
上から垣花樋川へアクセスをする方法
まずご紹介するのは上から行くする方法です。
目印となる看板の近くには車を3台ほど停めることが出来る無料の駐車場があります。
そして看板の矢印の通りに坂を下っていくとそこは別世界でした!
まずは植物のトンネルです。
うっそうとした植物が生い茂っており、少し薄暗い感じはやや気味悪ささえ感じます。
丁寧に剪定がされているので歩くのに問題はないのですが、気温が2度ほど下がったようなひんやりした空間が広がります。
そして足元は石畳です。
小さい石が丁寧に敷き詰められているのですが、これが滑る滑る!
このルートを行くならスニーカーは必須です。
ほんの150メートルほどの距離を下るのですが、なんども滑りそうになりました。
実はこのルートは、上の垣花集落と湧き水を結んでいる道でもあります。
昔の人はここを歩いて水を運んだのだろうと想像をするだけで頭が下がる思いですね。
ただ、休み休み行かなければならなかったのは事実のようで、途中には、上休み石の平石(いーゆくいいしぬひらいさーー)、中休み石(なかゆくいいし)の2つの石が今でも残っています。
横から垣花樋川へアクセスをする方法
次にご紹介するのは横から行く方法です。
先にご紹介した方法は坂を下る必要がありましたが、この方法は横からということで傾斜の心配はいりませんが、距離は190メートルと少しだけ長く歩く必要があります。
目指すのは国道331号線沿いにある案内の看板です。
その近くに2台分の無料駐車場が完備されています。
このルートの特徴は豊かな自然の中を歩くことが出来るという点です。
見渡すかぎり田んぼが広がるエリアがあったり、クレソンの畑を見ながら歩くことができます。
イモリなどの生き物も多く生息していますよ。
5. 沖縄南部の秘境パワースポット垣花樋川!
現地はそこまで規模が大きくないので1時間もあれば全てを見て周ることができます。
しかし、昔ながらの美しい風景が楽しめるのんびりとしたスポットですので、ぜひゆっくりと時間を取ってそのパワーを感じ取ってきてください。