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2019.10.20
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【平和祈念公園】で沖縄の歴史を紐解こう!|沖縄コンシェルジュ

沖縄本島南部にある「沖縄平和祈念公園」は、毎年6月23日(慰霊の日)に沖縄全戦没者追悼式が行われる場所として知られています。

公園は、米軍の南下により、追い詰められた人々が命を絶った沖縄戦の終焉の地。

戦没者の名前が刻まれた「平和の礎(いしじ)」や多くの慰霊塔があり、観光として軽々しく訪れるのは不謹慎だ、気が引ける、という方もいるのでは?

公園は、戦没者の慰霊の場で平和学習の場であるとともに、世界へ平和を発信し、次代を担う子供たちや家族連れが集う憩いの場所でもあります。

気が引ける、けどずっと気になっていた沖縄戦にまつわる場所を実際に訪れると、沖縄のもう一つの顔に気づくはずです。

「沖縄平和祈念公園」で、沖縄の歴史を紐解いてみませんか?

1. 年間約100万人が訪れる「平和と祈り、鎮魂」の広大な公園



太平洋戦争末期、沖縄戦では住民も巻き込んだ悲惨な地上戦が繰り広げられました。

激しい戦火を必死の思いで潜り抜け、追い詰められた場所が沖縄県糸満市の摩文仁(まぶに)の丘です。

逃げ場をなくし、捕虜になるという選択肢もなかった人々の尊い命がこの丘で失われました。

戦没者を追悼し、沖縄戦の悲惨な歴史を語り継ぐために、「沖縄平和祈念公園」が整備されました。

全国の慰霊団や国内外の観光客など、年間100万人以上の人々が「平和の聖地」を訪れています。

約40万ヘクタールの広大な園内には、沖縄戦の写真や遺品などが展示された「平和祈念資料館」、国籍、軍人や民間人の区別なく沖縄戦で亡くなった人すべての名前が刻銘された「平和の礎」、戦没者の鎮魂と恒久平和を祈る「平和祈念像」、「霊域」と呼ばれる摩文仁の丘には国立沖縄戦戦没者墓苑、府県や団体の慰霊塔が50基建てられています。

2.  平和の祈りを世界に発信!沖縄戦の資料や美術作品を一堂に



園内は基本無料ですが、「平和祈念資料館」の2階常設展示室は有料(大人300円、小人150円)となっています。

沖縄戦にまつわる歴史を、戦前・戦中・戦後とわかりやすく詳細に学ぶことができます。

5つの展示室から構成されており、沖縄戦関係者の実物資料をはじめ、記録映像、証言文などの資料が、趣向を凝らして展示されています。

映像や証言文からは戦争を生きた沖縄の人々の生の声を体感できます。


ひめゆりの塔や壕など、戦争にまつわる場所は、正直怖くて足を運べなかったのですが、「資料館」を見て初めて、沖縄で起きた歴史を事実として受け止めることができました。


1階は子どものための展示室で、命の大切さを学び、平和を愛する心を育てる場所となっています。

訪れた時は、夏休みの自由研究作品が展示されていました。

ミュージアムショップでは、平和に関する本やビデオ、沖縄の工芸品などを購入できます。


公園北側にある六角形の白い塔が「沖縄平和祈念堂」です。


沖縄県民をはじめ全国の人々の平和を希求する思いの象徴となっています。

堂内にある美術館は沖縄県初のもので、沖縄平和祈念堂の理念に賛同し第一線で活躍する画家の大作を見ることができます。

他にも国内最大の蝶オオゴマダラを飼育する蝶園もあります。

「平和祈念堂」も有料(大人450円、中人350円、小学生以下無料)となっています。

3.  園内は便利なEVカートがおすすめ!運転手さんの解説も

広い公園内の移動には、園内EVバスが便利です。

ゴルフ場のカートみたいなタイプと、銀色の電気自動車が走っています。

バス停は7か所あるのですが、どこでも乗り降りが自由で一乗車100円。

運転手さんが施設の紹介をしてくれます。

和やかな語りでほっこりした気分になりました。

「霊域」と呼ばれる摩文仁の丘へ続く道は、坂道で起伏があるため、小さな子供や高齢者がいる方はぜひバスをご利用下さい。

園内には、思い思いに景色を楽しみ、散策する家族連れやカップルの姿がありました。

濃い緑と青い空、のどかで平和な今の沖縄の姿です。

のんびりと園内を歩き、そして慰霊碑の前では、子供たちも目を閉じて、手を合わせていました。

4.  「平和の礎」で恒久平和を誓い摩文仁の丘で鎮魂の祈りを捧ぐ



「平和の礎」は、沖縄戦終結50周年を記念して、1995年に建てられました。

太平洋戦争や沖縄戦で亡くなられた約24万人の名前が刻まれており、その数は現在でも増え続けています。

国籍や軍人・民間人の区別なく刻まれた名前を一つ一つ眺めると、多くの方々の犠牲の上に今があることを痛感しました。

沖縄の風土に培われた「平和の心」を感じ、未来をどう生きるかを改めて考えさせられました。


ご遺族の名前を発見されたのでしょうか。あちこちに花が手向けられていました。

摩文仁の丘から海を望む「平和の広場」の中央にあるのが「平和の火」です。

「平和の火」は、沖縄戦最初の上陸地である座間味村阿嘉島(あかしま)の火と、被爆地広島の「平和の灯」、長崎市の「誓いの火」から分けても火を合わせてつくられました。

「平和の広場」は元旦、初日の出を拝むスポットとして人気を誇っています。

5.  巨大遊具に夢中!子供のにぎやかな声が響く広場で平和を実感



「平和記念公園」は平和を願い、戦没者の御霊に祈りを捧げる場所であるとともに、次代を担う子供たちのにぎやかな声が響き渡る「子供の広場」、野外コンサートにも利用される「多目的テラス広場」もあります。


「金の卵」と呼ばれる巨大遊具や迷路は大人気で、いつも子供たちのにぎやかで元気な声が響いています。

次代を担う子供たちの声は戦争で亡くなった人にも届いていることでしょう。

6.  平和の思いを未来へ!子供たち受け継ぐ沖縄の思い

本土からお見えになる方は、那覇空港に着くと、すぐ「平和祈念公園」を訪れて、手を合わせてから、今の沖縄を思いっきり楽しんで下さい。

唯一の地上戦が行われ、大勢の人々の尊い命が失われたのも沖縄、青い海青い空の南国リゾートも沖縄です。

どちらも沖縄そのものだから、ちゃんと向き合って沖縄をもっと好きに欲しいと思いました。