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2019.06.22
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沖縄の世界遺産!勝連城跡(かつれんじょうあと)で歴史を学ぶ!

勝連城跡(かつれんぐすくあと、かつれんじょうあと)は、沖縄県うるま市にある城跡で、2000年に「琉球王国のグスク(城)及び関連遺産群」として首里城や今帰仁城跡と一緒にユネスコの世界遺産に登録されました。

自然の崖を活かした山城で、2017年には、続日本100名城にも選ばれました。美しい曲線を描く城壁、高台からの絶景、琉球王国の歴史ロマンなど、歴女の心をときめかせる沖縄最古のグスクに行ってきました。

1. 沖縄の世界遺産で最古のグスク



沖縄本島の中北部、中城(なかぐすく)湾と金武(きん)湾に囲まれた勝連半島の小高い丘に勝連城跡(かつれんじょうあと)があります。

標高100mの丘に、海を見下ろすようにそびえる城は、14世紀に築城されたといわれています(12,13世紀から存在していたという説も)。

勝連城は琉球国王に最後まで抵抗した按司(あじ、城主のこと)阿麻和利(あまわり)の居城として有名で、本土ではあまりなじみがないのですが、その波乱に満ちた物語を知れば知るほど、奥深くて魅了されます。

2. QRコードを読み取り、タイムスリップ!



「スマホで体験する勝連城(グスク)」の看板がありました。休憩所と城内でWi-Fiが利用できます。日本語、英語、中国語、韓国語対応の公式アプリで、勝連城跡のバーチャルツアー、音声ガイドで観光体験ができます。

歴史を感じながら城跡を観光すると、見る風景も変わってきます。早速、QRコードを読み取り、600年前の世界にタイムスリップしてみましょう。

時代は琉球王国の安定期の少し前、沖縄各地で武将たちが覇権争いを繰り広げていた戦国時代です。

貧しい百姓の子として生まれた阿麻和利(あまわり)は、勝連城の当時の按司に召し抱えられたのですが、圧政を敷き、酒におぼれ、人々を苦しめていた按司をクーデターで殺害、10代目の当主になりました。

阿麻和利に対して、琉球国王・尚泰久(しょうたいきゅう)は自分の娘・百十踏揚(ももとふみあがり)を嫁がせ、忠臣の護佐丸(ごさまる)を中城(なかぐすく)城に置き、けん制させました。

3. 琉球王国の反逆者?英雄?阿麻和利って?



そんな中起きたのが、「護佐丸と阿麻和利の内乱」です。沖縄では多くの人がその物語を知っています。

琉球統一をもくろむ野心家・阿麻和利は、護佐丸を謀反の疑いありと国王に報告。その言葉を信じた国王の命を受け、護佐丸の城を襲い、自害させました。

その後国王を倒そうとした阿麻和利の計画が、妻から国王に伝わり、逆に討伐されてしまいます。

忠臣・護佐丸は英雄、阿麻和利は反逆者、と長年伝えられてきたのですが、歴史の研究が進むにつれて、阿麻和利は人徳のある「素晴らしい人」ということが明らかになりました。

決定的だったのは沖縄最古の歌謡集「おもしろさうし」の中で、「肝高の阿麻和利(きむたかのあまわり)」と讃えられていたことです。

「肝高」とは、沖縄の古語で「心豊か」「気高い」という意味。海外貿易を推進し、当地に繁栄をもたらせた名君として人々から信頼されていたようです。

4. 世界遺産!勝連城跡(かつれんじょうあと)に上ってみよう



城を取り囲むように、美しい石垣が続きます。独特の曲線は本土のお城にはないものです。石垣は右周りになっています。

スマホの音声ガイドは分かりやすく、スポットごとに解説してくれます。

黄金に輝くカルサイト(方解石)が置かれている「林山の壁」は、地上界と天上界の神々が集う場所。

壁の真下にある開運の石はしっかりナデナデしてください。太陽の力を集めた、成功や繁栄をもたらすパワーストーンです。


木の階段には手すりが付いています。雨の日は滑りやすいのでお気を付けください。


少し息切れしてきました。スニーカーなど歩きやすい靴がおすすめです。


石の階段もあります。石階段は幅が狭くて、急こう配です。段が斜めになっている所もありました。侵入者の体力を消耗し、高いところから敵の兵力を確認できるようにしたそうです。

難攻不落といわれた城には、古の人の知恵が隠れています。


少し上った所から、後ろを振り返った眺めです。山の要塞にはなかなかたどり着けません。


城内は、「曲輪(くるわ)」と呼ばれる四つの区画から構成されています。

三の曲輪は区画の中でも一番広くなっており、政治的儀式が行われていたといわれています。多くの配下を前に、様々な指示を出す阿麻和利の姿が目に浮かびます。

三の曲輪は城壁がないので、開放感いっぱいです。


高台まであと少しです。ヤツデの木が青々と生い茂っています。空の移り変わりがきれいです。

5. 爽快!360°絶景パノラマ



一の曲輪に到着しました。標高100m、周囲360°見渡すことができる絶景スポットです。風も心地よく、爽快です。


一の曲輪には、海外貿易によって得られた品々が出土されており、宝物殿(ほうもつでん)のような建物があったのでは、と考えられています。


西側の景色です。エメラルドブルーの海にうっとりします。

沖縄の東海岸約3分の2が見渡せるそうで、中城湾の先には「知念半島」「久高島」「津堅島」もうっすらと見えます。遠くには宿敵・護佐丸の居城である中城城も確認できます。阿麻和利もこの海の眺めを見ていたことでしょう。


勝連城跡(かつれんじょうあと)の石積みは、琉球石灰岩を豆腐のように四角に加工して「布積(ぬのづみ)」という手法で積み上げられています。大きな石を組み合わせていくことで、強度が増えるそうです。


整然と積み上げられた白っぽい城壁が、青い空に映え、雄大で荘厳な眺めに圧倒されます。ちなみに、阿麻和利のライバルだった護佐丸は、築城家として優れた人物だったといわれています

6. 「勝連城跡」は沖縄のパワースポット?心霊スポット?

 沖縄のパワースポット?

勝連城跡は、難攻不落の要塞で、海外交易で繁栄を極めた場所であることから、強さと金運のパワースポットとしても有名です。石垣の美しい曲線を見て歩き、歴史を感じながら、パワーを全身に感じてみましょう。

 沖縄の心霊スポット?

入園無料の世界遺産は、あまりありません。開園時間は9時から18時までとなっていますが、照明設備は充実していないため、夜は真っ暗になります。

いかにも心霊スポットという感じです。かつて戦った兵士の霊が出るという話があるとか、ないとか。霊感のない人でも霊が見えるようになったという噂もあるくらいです。

7. ガイドツアーもありますよ!

休憩所には、休憩スペースのほか、観光情報を提供しています。

勝連城跡(かつれんじょうあと)やうるま市内の遺跡から出土された遺物の展示、世界遺産や市内を紹介する映像コーナー、うるま市の物産販売所「うるまーる」もあります。

城内にトイレはないため、休憩所のトイレをご利用ください。

うるま市史跡ガイドの会の方によるガイドツアーも行われています。1週間前までの予約が必要で、所要時間は約1時間。料金は1~5人3000円、6~10人4000円(以下5人ずつ増えるごとに1000円増)。

料金は令和元年6月から改正されました。保護者が同伴する中学生未満の方は無料となっています。詳しくは勝連城跡休憩所098-978-7373へ。

8. 勝連城跡の料金やアクセス方法は?



勝連城跡は沖縄本島中部のうるま市にあり、那覇空港から沖縄自動車道経由で90分ほどかかります。入場料や駐車場は無料、年中無休で営業してますよ。ただし車椅子や、ベビーカーでは見学が出来ないようです。